ブルーサイプレス農場体験

2023-09-08

７月初め、めちゃ久しぶりの海外旅行に行ってまいりました！
なんといいましても、新婚旅行以来36年ぶりの海外です笑

久しぶり過ぎて、何から用意すればよいかうれしいアタフタもありましたが、念願の初めてのアロマの農場体験は感動と驚きと感謝の気持ちが溢れる時間となりました

ブルーサイプレス農場

というわけで向かったのは南半球のオーストラリア！
うれしいことに最初に到着したシドニーは時差が1時間、そこからさらに目的地ダーウィン（飛行機で国内移動4時間！どんだけ大きい国なのか実感です）は30分しか日本と違わないのでありがたかったです

農場に到着

ダーウィン市内から、郊外にある『ブルーサイプレス農場＆蒸留所』 へバスで向かう事1時間

南半球なので季節は冬なのですが、ダーウィンは赤道に近いこともあって冬でも真夏並みの気温です
しかも日差しが強烈でしたが、農場に到着して足を踏み入れるとそこは赤茶色の土とすらりと伸びやかな木立が林立してとても気持ちの良い場所

ヴィンスさんに出会う

出迎えてくださったのは、農場を経営されているヴィンスさん
帽子をかぶった大柄な男性がそうです

（ちなみにイケメンカメラマンは、農場スタッフさんでしたー

私が愛用しているアロマはヤングリヴィング社のもので、自社農場を持っていて無農薬の土地で、もちろん無農薬の種をまいて育て・蒸留し・検査（一般基準より厳しい！）・ボトリング・ラベリング・販売まで行っています

ここ、ダーウィンのアウトバック植物保護区と蒸留施設はそんな理念に賛同した提携農場
なんだかヤングリビングの創始者ゲリー・ヤングさん（故人）を彷彿とさせる身体も心も意志も強い職人魂を持った方でした

ブルーサイプレスの木

一本の木が蒸留できる大きさに育つにはかなりの年月がかかるもの

芽が出てから農場に植え替えるまでには10年ほどかかり、それを農場に植樹してエッセンシャルオイル（アロマ）が取れるまでには合計で35～40年かかるとか
その植樹するときは11フィート（3・35m）間隔が最適だそうですが、このような農場になるまでにも長い年月ご苦労されたそうです

また、樹の表面の皮の部分はもともと乾燥していてとてもはがれやすいのですが、この皮の部分に含まれている成分がとても重要で、これがないとあのブルーサイプレスのアロマの美しい青色が出ないそうです

伐採やチップにするときは樹皮が剝がれないように樹を濡らしてから裁断して蒸留するそうで、とても丁寧に作業されているんですね
そうしないと青色になる成分が細かい埃のようになってあっという間に飛び散ってしまうから、とおっしゃっていました

因みに、皮の部分がないと薄茶色のオイルになるのだそうです
全くイメージ変わっちゃいますよね！

この育った木が7・8本で1ｔ、そこからオイルは25キロ取れるとのこと
如何に貴重なオイルかよくわかりますよね！

蒸留施設体験

そんなお話を農場でお聞きして、いよいよ蒸留されている工場へ移動

現場作業

※リフトは日本製でアメリカ製の赤い重機を取り付けたら伐採作業に
四角い蒸留用コンテナも運びます

蒸留作業

大きなタンクに入れられたチップは、72時間かけて蒸留されます
その中のひとつのタンクからオイルを出すところを見せてくださいましたが、まさにコバルトブルー！

本当に美しい青さに自然に感嘆の声が上がります！
この時はそのタンクの一番搾りだったそうで、オイルが重いんですって。

で！！
このブルーサイプレスの蒸留一番搾りを使ったものは最高品質で、私が愛用して手元にあるヤングブルーサイプレスがまさにそうなんだと
なんてありがたいんでしょう

水分と油分を分離して冷蔵庫で3・4日保存して固まったものを目の前にして取り出したのが、ペンキを混ぜるときに使うようなドリル器具
それを使って混ぜるさまが迫力でした！

その後、フィルターで濾していく様子も拝見
それらを集めて、一つのロットとしてアメリカに送られ、ボトリングされシールが貼られ、私たちが通常目にする製品状態にやっとなります

SEED　to SEAL

一連の作業を目の前で見せていただいたのは、まさにSEEDtoSEAL（種まきからラベリングまで）であり、手作業の連続
最高のものを届けるためにつ一つとても丁寧に愛情と時間をたっぷりとかけ、育て慈しんだその先に最製品があるのだと心底実感しました

まだまだ多くの可能性を秘めたブルーサイプレスの木から生み出される様々なものの研究にも熱意を傾けておられ、その成果が私たちの手元にやってくるのが楽しみで仕方ありません＾＾